狼と香辛料電子書籍コミック漫画の感想レビュー・口コミ

狼と香辛料原作小説とは違う展開を見せる「狼と香辛料」

小説のコミカライズというと、だいたい原作小説と同じような展開となりますが、「狼と香辛料」のコミックは、独自の展開を見せています。
「狼と香辛料」とは、狼の神の化身ホロと、行商人ロレンスの、旅路を描いた物語で、特徴として、為替や物価の変動など、経済的な内容を前面に出したストーリーとなっています。
途中までは原作とコミックは同じ展開なのですが、エーブ・ボランというキャラクターが登場するところから異なっています。このエーブ・ボランというキャラクターは、作品の中でも1,2を争う人気キャラで、ホロとロレンスの行き先等に大きな影響を与える人物です。原作ですと、ロレンスは、エーブ・ボランに騙され、逃亡したエーブ・ボランを追いかける展開となりますが、コミックスの場合、エーブ・ボランとは、とある町で初めて出会う設定となっています。
ロレンスが再びあったとある町で起こる騒動が、原作の中で最大の見せ場となることから、その見せ場を早く見せるため、エーブ・ボランに騙される話は全面的にカットしたのでしょう。カットされた場面もうまくつないであるので、原作を読んだ方にも違和感なく読むことができます。
小説のコミカライズは、大抵評判がよくないですが、狼と香辛料のコミカライズは成功作と言われていて、評判もいいです。原作ファンの方にもお勧めできます。