放浪息子電子書籍コミック漫画の感想レビュー・口コミ

放浪息子放浪息子は良いです。

この漫画のテーマは、性別、思春期で、
二人の主人公の性別違和の感情から全てが始まります。
そこから周りの人達を巻き込みつつ、未来への期待と不安の中で少しずつ成長していく、という物語なのですが、
私がオススメする一番の理由は、
最近になって知られてきた「性別違和」や「セクシャルマイノリティ」を多く取り上げており、その表現のやり方が良いと思ったからです。
作中では「性別違和」などの言葉は一切無く、「おとこのこになりたい」、「おんなのこになりたい」や、
セクシャルマイノリティの登場人物へも「前は男だった人」とざっくりした説明のみに止められている所が特徴的です。
また、ごく一般の子供たちと同じように性別違和の悩みを描いており、差別化をした表現をしないことで、彼らへの特別感が出なくなっています。
これは、人の悩みはそれぞれで比べようもなければ、重さや大きさもまた比べようもないという漫画全体を通して伝わるメッセージのように感じます。
そういった表現の仕方が、オススメする理由です。
多くの方に読んで頂きたいです。